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血統を語る、競馬予想ブログ「ぶらっと競馬場まで」

盾が怪しい

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古馬チャンピオン路線の5競走は、世界に通ずる格の証明書という側面を持つ。
春の天皇賞の勝ち馬から海外遠征に成功した馬がいないので何とも言えないが、昨年の3着馬・レッドカドーは十分基準になる。年齢から上積みは望めないが、とても貴重な存在だ。

日本馬は強い。
オルフェーヴルに敗れた面々やキズナなど、今回はダービーコネクションが主軸となる競馬。
彼らは総じて差し・追い込みタイプ。多少距離に不安があっても流れに乗れさえすれば、ある程度までは我慢できる。
今回はそれに加え、鞍上のスイッチがポイント。
ゴールドシップは、4年前の勝利騎手でもあるC.ウイリアムズを鞍上に迎える。馬次第ではあるが、マイナスは今回は少ないように思う。積極策もある。
それと比べ、ウインバリアシオンの方は…。みんな頭が痛い。

時計の壁は、ほぼ全ての馬が乗り越えねばならない。
少し時計を要する馬場での実績は、むしろマイナス材料。自分から動けるかどうかも重要だ。

格のある馬が順当に来るという、長距離戦の常識はすでに破たんしている。イマイチ君救済レース。今の実態だ。
そのイマイチ君で最も強いだろうフェノーメノの叩き一変は怖い。
特殊な条件だけにリピーターも多く、なぜかそれは関東馬が多い。
関東馬全盛時代の遺産なのか。

ユタカ&キズナの信頼関係の深さを再確認する主題が衆目の一致するところならば、前に行く馬の穴狙いが最も単純な対抗策だろう。
残りの春のGⅠは、逃げ馬の質が鍵を握りそうだ。その初っ端がこの天皇賞。
ただ、逃げそうな馬の時計が足らないのが玉に傷。安易に狙えない。
読み切るのが難しい、豪華決戦となる。

 

レース展望2014 競馬&予想コラム   コメント:0

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