予想、回顧、コラム

血統を語る、競馬予想ブログ「ぶらっと競馬場まで」

クイーンS -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

先週の雨の影響については、そこまでおおげさに捉えるべきことでもないだろう。降ってきてからでも対処できる。

狙い目は先行タイプと相場が決まっているレースだから、
オツウ
ケイアイエレガント
コスモバルバラ
フィロパトール

それらに続く、
アイスフォーリス
キャトルフィーユ
サンシャイン
マコトブリジャールのいずれかが残って…。
ただし、先行馬有利の競馬だと分かっているならば、有力の差しグループの何頭かが型を崩して先行位置を取りに来るだろう。ましてや、いいメンバーの揃った重賞である。

自在に立ち回れ、重賞で何度も先行しているような馬であれば、相手如何で単騎逃げも想定されるわけだが、差し馬が強くて怖いとなると、自然と意思表示が明確化される場合が多いので、ペースが上がるか下がるかはっきりしそう。少なくとも、単純な先行有利の競馬とも思えない。
各馬陣営の狙いもバラバラで展開の読みには自信が持てないので、少し速い流れになるとみて切り口を変え、詰めていく。

マーブルカテドラルの使ってきたレースは、決まって逃げ馬が潰されるか、きっちり残るかのいずれか。競馬というのはそういうものではあるが、どこでもぼちぼち結果を残しているこの馬は、自分の形を崩されたことが一度もないのだろう。必ず、ゴール前は詰めて来る。
春の二冠はともに、単勝50倍を遥かに超えた支持に止まったが、歴代のクラシック戦線でも屈指のハイレベルなレースを2歳戦から繰り返してきたから、桜花賞が0.5差、最後は止まってしまったオークスも1秒離されずに6着と期待以上の結果を残すことができた。

個体の能力が決定的な能力差を示すような突然変異型の出現があったならば、もっとレースは壊れていたはずで、こういった安定型の好走も望めないのだが、結果はそうではないことを示しており、この馬も世代のセカンドクラスでは上位の能力を持っていることが証明された。
皆が常に力を出し切ったレースの後だから、無論、反動の危険性は考慮しないといけないが、古馬並みに強い馬と何度も対戦していれば、オークス完敗組が何頭も馬券に絡んでいるように、斤量利も手伝って経験の差は相殺される。
ハイレベル世代の3歳馬がよく来るというのは、当然のことなのだ。

その点、古馬勢は棲み分けがはっきりしていて、鎬を削るほどの激闘にまでは至っていない。
一応、馬の距離適性と騎手のレースへの相性の良さを買ってスマートレイアーを番手とするが、一度くらいはメイショウマンボに…。それがマーブルカテドラルと似ているから推しただけだ。
サンシャインは、夏にあまり使っていないからわからないが、姉同様スイッチが入ることも考えられるから、アロマティコのよりは多めに押さえたい。

 

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何してんだ‼ -自由・放言の奨め-

読了までの目安時間:約 2分

 

凱旋門賞に向かう男馬2頭の背中を知る3人の騎手。
スイッチマン・秋山真一郎。ともに降ろされたウチバク。あと一人、ともに一戦必勝のノリおじさん。

ただ、本来彼らは今でも内田博幸のお手馬でないといけないのだ。
須貝調教師にゴールドシップのオーナーサイドに三下り半を突き付けられた頃には、ジャスタウェイも前に乗っていたユーイチの下に。
ヴィルシーナのVマイル連覇で一矢報いたというのでは、名うての腕利きも落ちたなと言われるだけ。
思えば、彼らを不自然な理想形で勝利へと誘った横山とて、半年くらい前は大一番での勝負運のなさを見せ、地味に恥を晒していた。
個性派に頭を悩ませると、勝負勘が狂う。馬の良さを冷静に見極めていきたい。

ジャスタウェイの主戦とて、安泰ではない。
内に潜り込む込むべき時にそれをせず、それを避けるべき時に内に入れてしまっていた。
特に、京都金杯の1馬身半差はそのまま判断力の差だ。おまけにペケ3つ。
トーホウアマポーラもジャスタウェイも外から差すのが自分の形だろう。でも、それは競馬学校に行ってれば誰でもできる。
凱旋門賞で勝負するなら、ノリ仕込みの好位抜け出し策が基本線。
中山記念のVTRを100万回見なさい。きっと、キネーン駆るシーザスターズの姿とリンクするはずだ。

再びのミスが許されるかの議論は置いといて、ハープスターを正攻法で負かした岩田康誠の騎乗は素晴らしい。
騎乗馬の質が低下している時だからこそ、この勝負師としての生き様をもっと称えようではないか。
あと、石川裕紀人君。焦っちゃダメ。競馬は一番最後に仕掛けた者が有利である。

 

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