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血統を語る、競馬予想ブログ「ぶらっと競馬場まで」

早熟か持続か

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これは血の宿命なのか否か。
ストームキャットを共通の祖父に持つ2歳戦のスターホースは、年明け後ここまで共に未勝利。
奇しくも、こちらも祖父が同じタガノブルグは、NHKマイルCで同じヨハネスブルグ産駒のホウライアキコを人気馬もろとも呑み込もうというゴール前強襲で、大いに見せ場を作った。
父が同じと言っても、結局は別物なのは百も承知で、それでも違う何かを求めていくのが今回のテーマである。

アジアエクスプレスの今後については、特に括目すべきものがある。類まれなる身体能力の高さで芝・ダートの垣根を飛び超えた活躍を見せていたが、久々のダートで恐ろしいほどに反応できず大惨敗。
「やっぱり早熟か?」
という評価も、当然出てくる。ストームキャットだからか…。
母父ストームキャットながら皐月賞3着と健闘したタイキシャトル産駒のメイショウボーラーは、芝の短距離に鉾先を向けて3歳秋までは踏ん張ったが、結局最後は、ダートでGⅠタイトルを獲得。その流れを見て、この早すぎる凡走を根拠とした早熟評は存外的外れでもない。
同じヘニーヒューズの日本の代表産駒であるヘニーハウンド、ケイアイレオーネらが、古馬戦で一発劇勝後は大不振であることも論拠をごり押ししている。

昔より大分減ってきた超早熟型。消耗を防ぐレース後のケアの選択肢増加が、再生を可能にしてきたのも事実。
一つ年上でBCディスタフ圧勝のビホルダーは、年明けの古馬初戦までは難なくクリアできた。
結果が全てとは思わないが、レパードSではせめても走る気だけは見せなければならない。
2歳秋の彼が、いずれは戻ってくると信じたいのだが…。

 

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