2014 日本ダービー予想

血統を語る、競馬予想ブログ「ぶらっと競馬場まで」

東京優駿 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

イスラボニータ以外はみんな怪しい。
皐月賞で連勝が止まった馬や、トライアルでやっと実力が判然とした馬ばかり。

また、レッドリヴェールを推す場合、ウオッカが必ず引き合いに出されるのだが、ここに至るまでに2度完敗しているウオッカと比べ、レッドリヴェールはハイレベルの重賞を徹底管理の下、先々を意識して使われている点に、明らかな狙いの差を感じとれる。正直、どちらがいいとは言い切れないが、1戦必勝だと、2戦目は苦戦を強いられることが多い。

一方、イスラボニータは…。
新潟2歳Sは、結果に不満もなければ、よく走ったわけでもない、まだ開眼前の敗戦。
その後、秋の東京で勝負強さを見せ結果を出して、一叩きされて皐月賞を快勝した。強調材料は、東京を中心にその一戦以外負けていないこと。
しかし、それ以上のアドヴァンテージはない。高速の中距離戦は歓迎だが、コーナー4つで緩急も問われる可能性のある2400M戦がベストという見立てには、少々無理がある。

そこで皐月賞の結果を再検証してみたが、結論は、ここで優勝候補となりうるのは、上位4番手に入った3頭だけという見解に落ち着いた。
他路線組や着外組も検討の対象に組み入れたものの、あくまで着拾いの候補に過ぎないといった印象。
奇手の使いどころはまだ先とみて、愚考は百も承知で、橋口弘次郎調教師が男を上げるシーンに1票を投じたい。

ワンアンドオンリーのデビュー戦を見返してみたのだが、ほぼ間違いなく次も負けるだろうという10番人気に相応しい内容の12着。季節も体調も馬場適性も、全部ダメだったようだ。
9月になり、秋の阪神2戦目、キャリア3戦目の1600で上がり33.4の末脚を見せ勝ち上がった。

しかし、その後については、ハーツクライの仔だから…、くらししか理由が見つからない。
2000初挑戦のラジオNIKKEI杯を快勝。弥生賞は僅かな差で負けて、皐月賞は不本意ながら、後方待機から上がり最速でゴール前追い込んで4着。
母はタイキシャトル×ダンチヒのスピード配合も、3代母アンブロジンはノーリーズンを産んでいる。
ただ、距離延長に耐えうる決定打にはならないし、ヘイローの3×4のおまけつき。

だが、それを除くと、タフな競馬に向き、上がり勝負にも対応できるクラシック型とも言える。
この世代の特に男馬は、どこかを持ち上げても、またどこかに穴のある馬がほとんど。
個性では、どうしてもレッドリヴェールに劣ってしまう。

ダートを使われた馬が、中山の重賞を勝っていたが、ともにダービーに縁はなく、早熟でどっちつかずのよくわからないまま終わりそうな配合のワンアンドオンリーが、ダービーの有力馬である。怪しいけど、こんな馬にミラクル男が乗り込んだならば…。
横山典弘の本当の意味での恩返しとは?
「勝っている男しか知らない、勝ち方がある」
馬の力で勝たせてもらった5年前とは、立場が違う。
そう、昨年の優勝騎手と同じように。普通に乗ればいい。

 

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目黒記念 -予想-

読了までの目安時間:約 2分

 

準オープン勝ちの2頭は54に止まったが、57以上を背負うラブリーデイ、ムスカテールにとって、ここを正攻法で戦うのは少し辛い。前者は古馬戦初の57でのレースで、不適条件ながら3歳時同斤で4戦全敗。
後者は、丸一年勝てていないのに、川崎での快走も手伝って昨年比1.5増の57.5。かつて連覇したポップロックにあやかりたいところだが、彼は3か国でGⅠを2着した後、1番人気に応えた馬。格が違う。

そのポップロック2度目の優勝時に鞍上にいたユタカ騎手が乗る、ステラウインドから狙いたい。
前走は、休み明けと12kg減にトップハンデもプラスして4着。体重は冬の太目残りを絞った分なので問題なかったが、あと2つは厳しかった。
当然、ここでは斤量が減って54。何せ、キズナの帯同馬だ。帰国後無理をさせては、経験値も何もない。
昨春、東京で2連勝して渡仏した経緯も買い材料。一年遅れの出番と考えたい。
メインも同じ勝負服ならば確変も。

さて、1年前ステラの鞍上にいたのは、奇しくも同期の蛯名騎手。
果たして、このレースの時にはダービージョッキーになっているだろうか。
ダービーデイの最終競走になって以降、このレースを制した3騎手が、後にダービーを制している。一昨年ここを勝ったのだが…。

 

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ダービージョッキーだから

読了までの目安時間:約 2分

 

ダービー4勝。1年前に武豊を信じなかったのは失態も同然。
ディープは当たり前として、世紀を跨いでダービーを勝ちまくった時代を知っているなら、尚更だ。
あの末脚。勝ち方を知らないと引き出せない。

ダービーで6度1番人気に推され、4勝2着2回とパーフェクト連対である不世出の名手は、日本競馬界唯一のダービーマスターと言える。
特に、GⅠ勝利7回のうち3度騎乗してしたウオッカの父であるタニノギムレットが、ダービー馬になるまでの道程は伝説的だ。

2月の末に骨折して、春のクラシック参戦は絶望視されていたが、3回京都の初日から復帰。
マイルCで再びギムレットとタッグを組むが、3着と不発。
テン乗りながら青葉賞でシンボリクリスエスに跨り、己の脅威となることを認識した上で、GⅠ連敗中にもかかわらず1番人気に応え、全てを制した。
あの表彰式の時に落ちてきた大粒の雨は、直前の海外ピンポイント参戦で体調万全を確認した、その積極的姿勢がもたらした予定調和の演出だったような気がしてならない。
もし18年ぶりのダービー制覇となっていたら…。

その前、アドマイヤベガの時も心憎い。3強対決は、3戦中唯一のワンツースリー決着。
若手騎手の高揚感を嘲笑う後方待機策で、ゴール前鋭く伸びたタイレコードウインは、前年、人間・武豊をスペシャルウィークの力により引き出された恩恵によるところが大きい。
鞭を落とすなんて…。ダービーは、ユタカ・タケの歴史でもある。

今現役のダービージョッキーは、96年以降に勝った8人だけ。
縁を最も大切にした者が、ダービーを制する。今年もこの季節がやってきた。

 

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ダービーと血統の物語

読了までの目安時間:約 2分

 

ウオッカの偉業は、SSに先を越して「孫」がダービー勝ったことだろう。
BTの孫ではあるが、シラオキの子孫だからこその合わせ技という側面もあり、またクリフジ以来64年ぶりの牝馬制覇、トウカイテイオー以来16年ぶりとなる父内国産馬による勝利及びダービー親子制覇という歴史的事象だったことも認めるのだが、これ以上の意味は持たない。
サンデー時代の第二章開幕直前の一大スペクタクル。
前年も同牝系のメイショウサムソンが勝った。だが、もう少し古い話だ。

父超えを確信したダービーで、血統の重要性も体現したオルフェーヴル。
父父はダービー馬を6頭出し、母父メジロマックイーンの別流からは親子制覇を成し遂げたルドルフ-テイオーが輩出。
母父は、社台の異流探索中にレーダーに引っ掛かった逸材。
ノーザンテーストのクロスも成功理由だが、彼もダイナガリバーを送り込んでいる。
いい馬を作り、いい馬を買い付けてきた社台の近代史が凝縮した血統馬なのである。

信じられるディープ親子の凄さ。
ディープブリランテとキズナは、恵まれたバックボーンという点が共通しているものの、キズナはノースヒルズマネージメントの自家生産馬だ。
実は、弥生賞やスプリングSに出走し、負けていた馬のダービー制覇は、実はアドマイヤベガ以来なかった。その前がサニーブライアン。この2頭、かなり特殊。
単純にいい血統であることと、素晴らしい種牡馬の仔であること。
複雑さがないことがサンデーサイレンス産駒と同じ。
やっぱり、あの5馬身圧勝に理由を求めるしかない。
脚質もまるで正反対ということも、多様性の点で特筆すべき性質だ。

 

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ダービーで変わる

読了までの目安時間:約 2分

 

イスラボニータは、ダイタクリーヴァ(12着)・ドリームパスポート(3着)といった前例にみる「血統の壁」を乗り越えられるのだろうか。
幻の三冠馬の仔たちは、総じて距離不安というよりは、詰めの甘さが目立つために、クラシックのような一発勝負の舞台ではなかなか出番がなく、ずっと主役にはなれかった。
が、イスラボニータは歴代の皐月賞馬とも比肩するパフォーマンスで第一冠を奪取した。
時計が少し速くなれば…。距離延長に不安のある馬のために必要な勝ち運。人気を背負う以上、得する何かも欲しい。

こちらも血統がポイント。
「ハーツクライ×タイキシャトル」
奇怪な配合のワンアンドオンリーに託された夢は、ちょっとだけズレた焦点が、ダービー制覇に繋がるかどうかが全て。普通は怪しい。
ただ、ヘイローの3×5でも不良のダービーを勝てたし、同じ3×4を持つ馬がダービー3着後に飛躍を遂げた。
タキオンもステイゴールドも勝てるなら…。
カメハメハも似たような側面はあるが、その筆頭候補は三冠トレーナーが管理している。ステイゴールドの2歳女王も目の上のタンコブだ。
「1着」を信じたい。

大久保洋吉調教師と厩舎所属の吉田豊騎手との絆は、今や廃れつつある師弟制度の産物。
メジロ、シンボリクリスエス、吉田豊の組み合わせに、3歳より古馬、ダービーよりオークスのイメージが先行するのは致し方ないが、ミラクルな豪脚で制した青葉賞親子制覇の勢いは凄い。
父末吉師から受け継いだメジロの血を管理する資格。
愛弟子が乗って勝つことで、最高の餞別を受け取れたなら、小説など本当に面白くなくなる。

不遇な男達に幸あれ。

 

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