ロワシャルダン アキノクリンチ ニシノラピート タガノアップ

血統を語る、競馬予想ブログ「ぶらっと競馬場まで」

新馬回顧 1/18・19

読了までの目安時間:約 2分

 

土曜日はダート3鞍。
中山では、人気の2頭が後続を突き放す行った行ったの決着。逃げ切ったロワシャルダンはスキーパラダイスの孫で叔父はキャプテントゥーレなのだが、全兄がゴールデンチケットでダート向きか。でも、兄のようにちょっと芝で走らせたいところもある。
一方、マンハッタンカフェの仔でもエーシンモアオバーを兄に持つエイシンハドソンは、その兄以上の素質を感じさせる差し切り勝ちで、見事初陣を飾った。恐らくダート専門だろう。

牝馬の1400戦は、5-4-6番人気の順に入線。快勝したアキノクリンチは兄にスタッドジェルランを持つクロフネ産駒。また、沖厩舎が土曜京都で2戦とも制した。

日曜は雪の影響はなかったが、組み合わせの難しい競馬が続いた。
中山5Rのダート戦は、サウスヴィグラス産駒のワンツー。勝ったのは牝馬のニシノラピート。この勝負服、自分の牧場さえあればこの馬の仔がまた競走馬になって…。実に儚い。
マイル戦では、断然人気だったラジオデイズが坂上から突き抜けて快勝。二桁人気の馬も連れて来て、力も違った印象。マンハッタンカフェにも母のシーキングマイラブにもノーザンダンサーの血が一つも入っていない珍しい配合で、思わぬ場面での激走もあるか。期待したい。

一方、西のマイル戦はナムラアースがパドックで激走してひと波乱。
レースも離れた4番人気のディープ産駒タガノアップが勝って中波乱。スピード型の牝馬に育ちそう。
中京は、先に抜け出したケルヴィンサイドが追撃をハナ差凌いでデビュー勝ち。ダーレーのコマンズ産駒。こちらには、サンデーの血が入っていない。プライドを感じさせる。

 

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新馬回顧 1/11・12・13

読了までの目安時間:約 2分

 

土日は3鞍ずつ。
土曜中山ダートで人気に応えたミスウインストンはマンハッタンカフェ産駒。最後は力の差を見せつける格好になったが、牝馬ということもあるし、一度は芝を試してもらいたい。
一方、スローの2000戦はアロンダイトの姪でディープ牝駒というマリアライトが快勝。むしろこちらのほうがダートに向いていそうな印象もあるが、この日の馬体重は420kg。共に、じっくり育てたい素材だ。

京都の牝馬戦は、ユタカ&ディープに社台の勝負服という久々に見るコンビネーションにチョコレートバインがしっかり人気に応えデビュー勝ち。

日曜ダートの新馬は2場とも渋残りで、地方で活躍した馬の仔が激走した。
中山ではオリオンザサンクス産駒のアイアピール、京都の1200はノボジャック産駒のビバハイタッチがそれぞれデビューウインを決めたが、ともに時計が微妙なので評価保留。

京都の1800は、断然人気の高馬トーセンデュークが終始モタモタした競馬で3着。また、出走したディープ産駒3頭のうち、最も人気のなかったレッドルシファーに巧く運ばれ押し切られしまったのも皮肉だった。血統構成のよく似たこの2頭。
現状力差はあまりないだろうし、過剰人気だったということか。トーセンは中団より前で競馬したい。

月曜はダートのみ。荒れ気味の傾向とは裏腹の平穏な決着に。
日曜と距離が入れ替わって中山が1200戦(稍)。1番人気に推されたバクシンオーの騸馬ラピダメンテが後続を突き離し快勝。
京都は良に回復。2強の構図だったが、2番人気のスペシャルギフトが逃げ切り勝ちを収めた。シュプリームギフトの半弟。

 

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新馬回顧 1/5・6

読了までの目安時間:約 2分

 

今年最初の新馬は中山ダートの1200戦。
人気のサムライハート産駒オンタケハートが、4角抜群の手応えから直線抜け出す見事な競馬で快勝した。かなり重厚な配合も、前向きな印象でこの辺りの距離が合うか。

昨年大レコードの出た内回りの1600戦とはいえ、京都で一騎打ちを演じた良血2頭の立ち回りは見事なものであった。
勝ったジェダイトの仔・アドマイヤメテオは、母が苦しんだ時計勝負を初戦からあっさりクリアして、混戦ムードのクラシック戦線に堂々名乗りをあげた。
キングカメハメハの産駒とそれを祖父に持つ馬のワンツー。
2着ヤマノフェアリーは、デニムアンドルビーの全妹だが、正直姉より熟成期間を要する可能性がある。この日はまだ、叩き台という気配だった。
牡牝の違いもあるし、大舞台での再戦を期待したい。

月曜の3レースは全て逃げ切りの決着。
中山マイルを逃げ切ったパワースラッガーは、父が在来牝系フラストレートの出身のウインラディウスで、近親に貴公子・テンポイントがいる純和製血統。
この辺り、まだオルフェーヴルの影響力が残っている感じがある。

京都ダートは、父は言わずもがなというゴットロブロイが人気馬の追撃を凌ぎ切った。ステイゴールドの近親。たまにダートの大物を出す一族。

芝の2000は池添騎手騎乗のグッドスピリッツが、スローだったとはいえ楽勝という内容の逃げ切り。
4代母はコスマーで、ヘイローのひ孫だからその4×4を持つ。
また同じ一族のノーザンダンサーの血も3本入っていて、血統的な裏付けのしっかりした良血騸馬だ。
人気勢は、時間をかければ力を発揮する晩成型だろう。

 

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