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血統を語る、競馬予想ブログ「ぶらっと競馬場まで」

何でだろう? -自由・放言の奨め-

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ペルーサの闘争心は、あの春の天皇賞で砕け散ってしまったのだろうか。
出遅れは敗因の一つではあるのだが、無難に出て走ったのは青葉賞くらい。これも個性。
4年間未勝利の理由は、他にありそうだ。

ダービーは超スローで、途中から動かざるを得なくなった。次のレースから騎手が替わった。
季節が変わって、騎手もまた替わった。ノリ&アンカツのブエナビスタコネクション。
職人気質のこの二人は、気難しい馬に対し、アンカツさんは毅然とした態度で臨み、ノリさんはできるだけ意志を汲み取ろうとする違いはあるが、お互い勝つために合理性を追求するタイプ。
前者は秋の天皇賞で、後者は青葉賞で能力を最大発揮させたのだが、その走りに共通するのはスピード能力の非凡さを示した点。

2000Mならいける!最後の連対は白富士S。GⅠ好走したのも秋の天皇賞の2戦だけ。父が覚醒した場所で、もう一度…。
これにより、外々追走も先頭が4度変わる異様な展開で、騎手も馬もやってられないと匙を投げてしまった春の天皇賞の敗因が、出遅れなかったことでも距離適性に問題がなかったわけでもないと、言い切れるわけだ。

「じいさんの頭の良さを見くびらないでもらいたい」
出遅れという形で抵抗を示しているのか。
縛りを開放する責務。師に罪があるとするならば、それは名手の腕に悪癖修正を託してしまったことか。
ペルーサはまだ全力で走っていない。時計不足の克服と併せ、ゲート対策の成果に拘りすぎなければ、脚元の不安再発の前に好結果が出るかもしれない。
北村騎手替わりもいい。彼は、馬にストレスをかけない乗り方ができる。

 

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