有馬記念

血統を語る、競馬予想ブログ「ぶらっと競馬場まで」

有馬血統を探る

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このレースで親仔制覇を果たした和製王者の系譜は途絶え、代わりに同系のメジロマックイーンが母の父として大ブレイク。
昨年の同父産駒のワンツーは、ディープインパクトがハーツクライに敗れた05年以来。
この二つ、ステイゴールドが深く関係している。

3着が最高で、特段得意条件にも思えないから色々とその特性について考察してみたのだが、サンデーサイレンス産駒でこのレースを勝った馬は、2500M以上の重賞を他にも制していたり、洋芝のレースを勝っていた。
ハーツクライは、ここを勝った後ドバイやアスコットで結果を出した。むしろここではディープインパクトの方が例外。
今年そのディープ産駒で唯一参戦となったダノンバラードは、時計の掛かる競馬でしか走らない特性を持っている。
この系統、例外の方が買いということか。

テイエムオペラオー以来ずっとヘイルトゥリーズン系が勝ち続けている。
まあ、シンボリクリスエス以外はサンデーサイレンスの直系なのだが。かつてはダイユウサクやリードホーユーなど、渋い血統の馬も勝ち切っていた。
オグリキャップが勝った頃から、スピードタイプが本格的に台頭。
90年代はチャンピオンホースが盛り返していたが、サンデーサイレンス産駒が21世紀に有馬記念の壁を突破して以降は、時計との勝負も重要になり、33秒台の上がりも時には必要だ。

ちょっと気になるのがミスプロ系。
オグリはネイティヴダンサーの孫だったが、基本的に2500の緩急の競馬はあまり得意ではないのだろう。キングマンボ系が2着2回、後は連続3着のトゥザグローリーがいるくらい。ダービー馬回避で肩身も狭い。

 

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