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血統を語る、競馬予想ブログ「ぶらっと競馬場まで」

須貝厩舎の闘い

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師が騎手時代にアンブラスモアで小倉記念を逃げ切ったのは15年前。その後、勢いに乗って天皇賞も6着と健闘した。夏が始まり、今年も熱い秋になりそうな風を感じる。

個性派5歳ツートップの凱旋門賞挑戦を否定的に捉えている人は少ない。
圧倒的な爆発力を十分に堪能させてもらいながら、我々は新しい刺激を求めるべく、世界の最も高い壁を突き破れそうな素材を自然とプッシュしているのだ。
エルコンドルパサーに学んだ、慣れることと知ることの重要性。ジャスタウェイの父・ハーツクライは、絶好機をモノにして海外遠征を成功させた。
順序良く、それが苦手な分野かどうかを分別する結果を得て、敢えて夢を追いかけた陣営の判断は、安田記念参戦への疑念は残るものの、決して無謀な企みとは言えない。ドバイでの走りは傑出していた。

距離への適性と馬場へのフィット感では、歴代の好走馬に優るとも劣らぬものがあるゴールドシップ。
馬柱に記載される血統情報は、母名の欄以外はオルフェーヴルと同じ。着順がその上を行けば言うことなしだが。
絶好期は昨年だった気もするが、馬にも選択権がある。人は責めずに、自己主張をする馬だ。

レッドリヴェールも秋は課題克服の季節。
連続出走解禁するのは、この秋だと決めていたはずだ。
ストレスのかけ方とその除去の仕方。今までが少し不自然だっただけで、結果はそれなりに出した。
ハープスターは、不満は残ってもロンシャンへ行く。これは自然な流れだ。

休めずも勝手に走らなくなる狡猾さが共通項。無理強いを避けることで学んだ効果は、3頭の春の走りにきっちり反映された。
楽しみが先行する秋になる。

 

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